2014年7月27日日曜日

【HTML5 Japan Cup 2014】テーマ賞の受賞作品発表

5jCup事務局の馬場です。

HTML5 Japan Cup 2014テーマ賞・後援賞の受賞作品と講評を発表します。

・テーマ賞の詳細はこちら

●ニュース記事を活かした、20代、30代向けモバイルゲーム──朝日新聞社

作品名:新聞クエスト
チーム名:サトウマリコ
https://5jcup.org/works/53afac7d80ef2bfe47001f97




<受賞理由>
アイディアのユニークさ、ゲームとしての面白さ、デザインや操作性の高さを評価しました。
さらに、クオリティの高い作品が他にもある中でも「ゲームを進めていく上で、記事を読む
必然性が高い(記事を読み飛ばしてはゲームが進められない)」「過去の記事を読む工夫
がされている(リアルタイムの記事である必要がない)」といった点を高く評価しました。
レトロ感たっぷりのデザインには、多くの社内審査員がどこか懐かしい気分に浸らせて
もらいました。選考の過程では、SNSとの連携(ゲーム利用者を増やす機能)や主人公の
レベルアップ制度(ゲームの利用頻度を高める仕掛け)などがあればより良い作品になる
との声もありました。

●スマートフォンの次を狙え!生活を快適にするデバイス×Webアプリ──KDDI

作品名:!CheerZ! 乾杯可視化システム
チーム名:0101室サーバ担当チーム
https://5jcup.org/works/53b11ad64a2b6badd7006990



<受賞理由>
まず、おもしろいと思います。また、実用されても不思議ないと思います。
コミュニケーションの企業として、他人とのコミュニケーションを円滑にする仕組みを
ご提案してくださった点も評価できます。

●アプリカンハイブリッドアプリ賞──ニューフォリア

作品名:Interactive Effects
チーム名:enkaism
https://5jcup.org/works/53b100c24a2b6badd7005c21



<受賞理由>
アプリカンを使って呼び出す事のできるネイティブのAPIを豊富に織り交ぜたアプリケー
ションとなっており、その機能を生かしてビジュアルに綺麗に反映させている点が高評価
のポイントとなりました。

●WebRTC賞──NTTコミュニケーションズHTML5ラボ

作品名:人狼裁判
チーム名:CAMPHOR-
https://5jcup.org/works/53b4a7986865f940d2001ea8



<受賞理由>
人狼は非常に面白い遊びですが、対面で実施するには、ゲームマスターを用意したり、
ずるを防ぐための対策が必要になります。それをこの作品では、映像と音声の動的な
ON/OFF、接続相手の絞り込みなど、WebRTCを活用したリモート参加型ならではの良さ
を活かして見事に解決しています。
音や映像、データをリアルタイムにやりとりするWebRTCの基本的な機能と、「対面だと
難しくリモートだと簡単」という人狼の特性をうまく組み合わせ、新しい利用シーンを創出
するとともに、アプリ自体の完成度も高く、総じて大変素晴らしい作品だと思います。
現在は、PeerJSを利用されているようですが、ぜひ弊社のクラウド・サービスである
SkyWayを活用して、更にブラッシュアップして頂ければと願っております。

●花王製品カタログサイトを徹底的にリ・デザインしてください!──花王

作品名:KaoCam
チーム名:株式会社ウサギィ



<受賞理由>
花王の製品をカメラ機能を使って探すという仕組みを、アプリベースでなく、Webベース
で開発・実装したところは、とてもよかった。このページであれば、デバイスを超えて、
サービス提供ができる。一緒に、開発して、花王のサイトに取り込みたい機能である。

●音を使ったアプリケーションづくりにチャレンジしてみよう!──モバイルファクトリー

作品名:コトバツナギ
チーム名:foka
https://5jcup.org/works/53b0af237fbdb8f1ff0030d2



<受賞理由>
実際に遊んでみて、率直に「楽しい」と思いました。
WebRTCやWebsocketを利用したり、画像を取ってきたりなど、様々な技術選択が適切に
行われていると思いました。APIの組み合わせもよく考えられていると思います。
ただ、HTML5を使うという必要性が今のままでは弱いので、Twitterに連携できる等、
HTMLの特性を生かした機能があるとさらに良いと思います。

●レジ待ちのお客様を楽しませる、インタラクティブなレジアプリ──ハンズラボ

作品名:シャベ・レジ
チーム名:特攻野郎Cチーム
https://5jcup.org/works/53b038de7fbdb8f1ff001a77



<受賞理由>
「会計+αの機能があるレジアプリ」というテーマと縛りの多い条件に対し、見事に応えて
くれたのがこちらのアプリでした。「お会計を楽しくする」という観点では他にも素晴らしい
アイデアはあったのですが、このアプリの根本は「レジ」。基本機能をおろそかにせず、
レジアプリとしてつくりこんでいた点を評価しました。UIも使いやすく、多機能でありながら
操作に迷うことがなかったのも高評価です。
お客様側画面の機能についても、画面が見やすく、おすすめ商品を提示しつつセサミ
キャラが応対してくれるというシンプルな楽しさがあります。また、P2Pでの情報連携が
可能であり、使用状況を想定した上でうまく設計されています。AngularJSが使われて
いる点も評価させていただきました。

●スマフォで気軽に1タップで遊べるゲーム──サイバーエージェント

作品名:B-goma
チーム名:LambdaNeko



<受賞理由>
・1タップでゲームというアイデアをここまで昇華させたこと
・物理演算を自前で制作したという徹底さ
・WebSocketを利用して対戦ができること
・企画力と技術力の注力のバランスがとれていた
・UI・技術面・アイデアの面において優れていた

●Webの未来とハイファイブ!賞──新日鉄住金ソリューションズ

作品名:NFC-Checkin+LOCA
チーム名:mpk



<受賞理由>
シンプルなアプリですが、きちんと利用シーンが目に浮かぶ形で作成されており、
素晴らしいと思います。地域通貨的な利用もできるのかな?と想像を膨らませると、
Webの未来を感じさせてくれる作品かと思います。
実装中、hifiveも綺麗に使って頂いているかと思います(ありがとうございます)。
今後とも、OSSとしてのhifive、ご利用、ご参加下さいませ。

●niconicoコンテンツの横断検索API賞──ドワンゴ

作品名:ニコカラオケ
チーム名:kuriya0909



<受賞理由>
「niconicoコンテンツ横断検索API」を使うことが目的ではなく、あくまでも「カラオケアプリ」を
作り上げるための手段としてその価値を高めるために使われている点が気に入りました。
デザイン性や完成度も高く、「ニコカラ」好きならすぐにでも使って見たいと思うのではない
でしょうか。
ただ、操作性に若干の冗長さを感じたので、これからも是非改善を続けていただければと
思います。

●Monaca/Onsen UIでネイティブアプリ賞──アシアル

作品名:傘持った?
チーム名:(株)オープンストリーム



<受賞理由>
iBeaconという技術カットから企画にも関わらず、アプリのコンセプト分かりやすく、
実用性も高いところを評価させていただきました。
デザインも非常にきれいに仕上がっていました。

今後iOS版も出る事を期待しています。

●Adobe Edge Animate賞──アドビ システムズ

作品名:エルモのおつかい
チーム名:ISD
https://5jcup.org/works/53b13e977fbdb8f1ff00891e



<受賞理由>
分かりやすい構成でこどもが楽しめる絵本の演出ができていると思います。
Adobe Edge Animateで作成されたHTMLアニメーションは、ストリー進行やタッチして
キャラクターやアイテムを動かせるだけでなく、ゲームもあったりと、色々な使い方が
されている点がよかったです。



●言語解析WebAPI賞──エクシング

作品名:Babeem var山手線
チーム名:原田真喜子
https://5jcup.org/works/53b0ce617fbdb8f1ff0045e1



<受賞理由>
駅をベビーカーで移動している方が、エレベータがなくて階段を上り下りすることになったり、
ものすごく遠回りになったりなど、苦労されているのを見かけます。
ベビーカーで駅を利用するとき、何かと情報を必要とされている方が多いのではないかと
思います。
ツイートの解析結果をわかりやすく視覚化して、各駅や駅周辺での利便性・不便性が
まとめられているので、そういった方々が情報を共有しやすいのではないかと感じました。
また、ベビーカーを利用する人、しない人どちらの情報もわかることも面白いと思います。
今後のリアルタイムなデータへの対応、山手線以外の路線の視覚化も期待します。

●グレープシティ賞──グレープシティ

作品名:To-K Terminal
チーム名:Taria
https://5jcup.org/works/53b02aecb7a513374c0014b4



<受賞理由>
作品のコンセプトであるチャートの活用が、Wijmoが得意とする機能に合致しているため
高い評価になりました。チャートのアニメーションやツールチップも表示されていますので
作成されたチャートのインタラクティブ性が向上しています。チャート以外にもデータグリッド(SpreadJS)やウィザードなどWijmoが提供する複数のウィジェットを採用している点も
受賞の決め手でした。
また、ページデザインも統一されてしっかり作りこんだ印象があります。今後は統計情報
をチャートに表示するだけでなく、それを元に議論をする機能も拡張していきたいとのこと
でした。
Wijmoを採用したことで、UI部分についての効率化が図られたと思いますので、アプリケー
ションとして注力すべき機能の実装に集中していくことができることでしょう。今後の発展に
期待します。

●Windowsストアアプリ賞──日本マイクロソフト株式会社

作品名:OWL System for FamilyCare
チーム名:株式会社コムツァイト



<受賞理由>
※後日掲載します

●WebGL賞──日本マイクロソフト株式会社

作品名:JS Racing
チーム名:knockknock.jp
https://5jcup.org/works/53af7ebfc75324d89200180b



<受賞理由>
コンテンツ面では、レーシングゲームとしての基本を抑えつつ、WebGLの特性をボディカラー
の変更やカメラ視点の切り替えにうまく活用されている点、技術面では外部ライブラリを
利用しつつ、構築力そのものも高い点、TypeScriptで実装したこと、WebGL以外にもSVG、
Canvas、WebFont、CSS3と表現系のAPIを適性に応じて使われていることを評価させて
いただきました。

●U-23賞──Mashup Awards

作品名:いつのまに家計簿
チーム名:キクナントカ
https://5jcup.org/works/53b17b2b6bb223aa5c003154



<受賞理由>
家計簿の入力を補助するアプリはMashup Awardsでも多数応募をいただいてきましたが、
「いつのまに家計簿」はその中でも特筆すべき素晴らしいMashup作品です。
細かい支出はレシート等で管理するのも大変、結果帳尻が合わないことも多々あります。
これを移動情報と合わせて補完するアイデアと実現する表現力を評価します。






●動画賞──html5j TV部

作品名:mxcam
チーム名:市川達也
https://5jcup.org/works/53b1740239ebce2570001dd4



<受賞理由>
ただの静止画に命を吹き込むというのを他人を巻き込むという事にもっていくということが
すばらしい。
それもWebの技術だけで行ってここまでのものが作れるのか。と。
これにプラスして「撮影時の音」も数秒だけ録音してなど聴覚にもフォーカスをあてたら
「街」などの空気感までも蘇ってくるようになると思う。

●東北Webデザイナー/エンジニア賞──html5j-tohoku

作品名:THE HUM
チーム名:tight timers



<受賞理由>
アイデアも良いですし、HTML5のAPIの使い方のさり気なさも素敵です。
子どもでも楽しめるわかりやすさもいいと思いました。

●九州賞──メンバーズ(九州賞)

作品名:meety すれ違いにさようなら。| 人類からすれ違いをなくすアプリ
チーム名:WP-D
https://5jcup.org/works/53b0147143df3d6b87000912




<受賞理由>
アプリとして、使うイメージが湧きやすい、いい企画かと思います。
LINEなど、既存のインフラに逆らわず利用していく姿勢も、ちゃんとユーザーを
見ていていいですね。デザインもシンプルでわかりやすいです。

●セサミキャラクターを活かした、子供向けのインタラクティブな絵本──セサミワークショップ

作品名:エルモのだいぼうけん
チーム名:チーム青梅
https://5jcup.org/works/53b130a243df3d6b8700839d



<受賞理由>
絵本というコンセプトをまさか「縦」に使うとは思いませんでした。大人も十分に楽しめ、
子供にも見せたいという気持ちになります。映像もとても可愛く、アニメーションもシンプル
でありながら効果的に使用されていました。

●エンタメアプリ・コンテンツ賞──html5j エンタメ技術部

作品名:PACPAC
チーム名:いしかわ
https://5jcup.org/works/539be52fa697452ebd004c93



<受賞理由>
 「人とアイディアや感性を共有する楽しさを提供」という明確なエンタメのコンセプトも明記
されており、さらに、他のユーザの方と一緒に利用する/楽しむという観点で、オンライン
での他のユーザとの作品共有や、オフラインでのペーパークラフト的な複数人でも利用
できる要素も入っており、受賞作品として選定させていただきました。
 また、Web上で行う作業が、様々な形状の(自由度の高い)ペーパークラフトモデル作成
となると、ユーザの難易度が高くなってしまうところですが、それを身近な牛乳パックの
絵付け・クラフトとすることで、気軽に使ってみることができるものになっているのではないか、
と思います。





●Web先端技術賞──html5j Web先端技術味見部

作品名:Chromecast Digital Signage
チーム名:Altered 7th
https://5jcup.org/works/53ad0ffc60fb9601f000293c



<受賞理由>
まず、html5jcupの開催時期には日本には存在しなかった点。
Chromecast のAPIをうまく組み合わせていて、タイムスケジュールを管理できる機能が
素晴らしかったです。
一度キャストするとブラウザを閉じても実行できる点も良かったです。



●Webプラットフォーム賞──Webプラットフォーム部

作品名:UFO-Escape
チーム名:シュン
https://5jcup.org/works/53b115e87fbdb8f1ff006ec2



<受賞理由>
いろいろなプラットフォームで確認しましたが、きちんと動いていました。
いろんな端末で同じ用に遊べるのはWebプラットフォーム部が目指すところであります。
今後は端末のセンサーなども利用して、さらにプラットフォームを活用するようなサービスを
作ってほしいなと思います。

●Web☓自動車賞──html5j自動車部

作品名:CarJackass
チーム名:GeoJackass
https://5jcup.org/works/53aef2433bf37ff351000ee6



<受賞理由>
我々が提供するODB2のデータを様々な角度からビジュアライゼーションしていただきました。
我々のデータを利用していただいたこと、一見わかりにくい自動車の走行データをHTML5の
技術を活用し、わかりやすくビジュアライゼーションしていただいたことを評価いたします。
自動車の走行データは現時点ではオープンデータとはいえませんが、今後自動車メーカー
各社が積極的に公開活用してくる可能性があります。今回の作品は可視化することが目的
となっているようですが、これらのデータの活用方法の模索などにもチャレンジしてみてください!
また、ODB2端子からデータを自由に取得できる製品もいくつか存在します。
ぜひ大量のRAWデータを使ったビジュアライゼーションにもちゃれんじてみてください!
ご応募ありがとうございました!

●One Web賞──W3C

作品名:repocabox
チーム名:ymkwt
https://5jcup.org/works/53b035ac4a2b6badd7001709



<受賞理由>
Repoca Boxはどのブラウザでも使い、アクセシビリティ系のARIA属性も利用しているvalidな
HTML5アプリです。細かいところまで工夫したことが分かります。例えば、評価の星マーク横に
数字を表示するとか、hoverエフェクトをタッチスクリーン以外に使うとか。

●Firefox OS賞──Mozilla Japan

作品名:太陽の塔
チーム名:野田知明



<受賞理由>
コンセプトを正確に実装し、デスクトップ、Android、Firefox OS端末いずれでも動作するような
アプリに仕上がっていた点を評価しました。
利用者が太陽の塔の周囲を自由に動き回って風景を鑑賞している中で、
太陽の塔を美しく鑑賞できるポイントが、さりげなく提示されている点が素敵です。

また細かい点に気を使って実装されており、完成度が高い点にも好感を持ちました。
開発端末で検証したのですがきわめてスムーズに動作していましたし、
スワイプやタッチ以外での操作方法がメニューに用意されている点もすばらしいです。
そのメニューも開閉でき、閉じられたメニューを開く操作も迷わずミスせず行えるようになって
いることも、細かいことですが、完成度を高めている要因でした。

データをいかに増やすか、増やしたデータをどのように配布するか、といった点に発展の余地
があるかと思います。
ぜひこれらを解決し、Marketplaceで公開いただければと思います。ステキなアプリでした。

●EC関連サイト・アプリ賞──html5j eコマース部

作品名:KaoCam
チーム名:Usagee Inc.



<受賞理由>
スマートフォンのカメラからバーコードや商品写真を撮ることで、ネットショップで商品検索を
するネイティブアプリは一部大手モール等でもありますが、KaoCamはHTML5でスマートフォン
サイトに実装しており、大手でなくとも手軽に取り入れられそうな点が素晴らしく、HTML5を
使ったeコマースの新しい体験を表現した作品だと思います。徹底したお客様目線で、
目的の商品をすぐ見つけられるよう、明確なUIに落とし込まれており感動しました!

●Chrome Apps賞──Chrome API Developers JP

作品名:needlles
チーム名:needlles
https://5jcup.org/works/53b052b2b7a513374c0021d8



<受賞理由>
本賞は「Chrome Appsならではの機能を利用しているかどうか」と「一般公開するにあたって
十分な完成度を持っているかどうか」を基準に選考させていただきました。
技術的には本作より高度なことを実現している応募作もありましたが、短針が2つの時計と
いうアイデアや新規タブを拡張するというChrome Appsならではの機能を使っている部分から
ストアに並んだ場合のユーザーへのアピールという視点でneedlesが頭ひとつ抜けていると
感じます。

※非公開作品は公開となりましたら、URLを追記させていただきます。

最後に受賞者・スポンサー・スタッフみんなで記念撮影。
受賞者の皆さん、おめでとうございました!


撮影:佐藤聡

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HTML5 Japan Cup 2014
https://5jcup.org/

1 件のコメント:

  1. Chrome Apps賞の受賞理由「ストアに並んだ場合のユーザーへのアピールという視点でneedlesが頭ひとつ抜けていると感じます」と書かれていますが受賞時点で、落選作品のほうがストアで約50倍、ユーザー数があるものがあります。50倍も差があって少ないほうが受賞する理由は何ですか?明らかに不正な審査です。
    次のURLの記事を書きました。
    http://www.canal.mokuren.ne.jp/memo/html5jcup.html
    あなたが、このコメントを読むころには、受賞理由を修正している可能性があります。

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